【勉強会】浅田すぐる先生の「1枚で見える化」参加しました!

先週の水曜日(11/20)に、税理士の後藤さん主催の若手税理士の研修会(於:横浜技能会館)に出席させて頂きました。その後の懇親会の写真をお送り頂いたので、当ブログにUPしておきます(皆様、お疲れさまでございました!)

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1.浅田すぐる先生の「1枚で見える化」

今回の研修の講師は、浅田すぐる先生。トヨタ自動車、グロービスのご出身で、「1枚で見える化」というホワイトカラーの業務改善・プレゼン指導がご専門の先生だそうです。日頃受講している税務研修とは全く趣向が異なるもので、興味深く拝聴させて頂きました。

先生曰く、仕事をスムーズに進めるコツは「情報を整理し・考えをまとめ・相手に伝える」ということに尽きるとのことです。

① 状況把握のために必要な「情報を整理し」

② 自分なり(組織なり)の「考え方をまとめ」

③ 相手が理解共感できるように「伝える」

これを体現するツールの最初のステップとして御紹介頂いたのが「16分割メモ」。A4の紙を「4×4」でコマ割りして、連想したことを書き出していく(①の「情報の整理」)。これを蛍光ペンなどでグルーピングした上で(②の「考え方をまとめる」)、相手と一緒にその紙の上でグルーピングしたものを繋いで説明を行う(相手と一緒に「考え」をなぞっていく。③の「伝える」)という約90分のワークショップでした。

この「16分割メモ」はやって見ると、確かに「速く」て、「楽」で「視覚的にわかりやすい」(作りながらプレゼンできるので、後でPowerPointの資料など作らなくてよいし)。税務の無料相談会など、対面式で、あまり税務知識がない方のお話しを整理しながら、相談を進めていくのに使えそうだな…と感じました。

 

2.税理士にありがちな説明口調―PREP法・法的三段論法

税務という仕事をしていると、どうしても「PREP法」のような説明口調になってしまいます(「質疑応答集」や「実務問答集」のQ&Aのようなものが典型ですかね)。「PREP法」とは、①Point(結論)→②Reason(理由)→③Example(事例)→④再度Point(結論)という順序で行う説明の型みたいなものです。

例えば、税務相談などでは、

① Point…△△さんの○○という支出は必要経費に算入できません

② Reason…何故なら所得税法には×××という規定があり、これこれ■■という風に取り扱われるからです。

③ Example…例えば△△さんの場合には、○○というのが■■に当てはまってしまいます

④ Point…したがって、誠に残念ながら○○は必要経費に算入できないのです。

という形でお答えする感じですかね。この説明順序は法律でいうところの「法的三段論法」という説明手法にすごく馴染むものでもあります(「問題提起」→「規範定立」→「当てはめ」→「結論」)。ただ、私が最近まで在籍していたような大手の税理士法人ならば、この説明手法で問題はなかったのですが、開業後の正面クライアント様となる、あまり税務知識のない納税者様とお話しするとなると工夫が必要じゃないかなと考えていたところでした。

 

3.士業の問題意識―野口吉昭先生の『コンサルタントの「解答力」』

加えて、浅田先生のお話しにあった「情報を整理し・考えをまとめ・相手に伝える」というのは、士業の人間の日常の問題意識と共通するものだな―と感じました。先生のレクチャーを聞きながら、野口吉昭さんの『コンサルタントの「解答力」』(PHP新書、2009年)に記されたことを思い出しました。

野口先生曰く、コンサルタントは要望・質問・依頼事項の「背景・前提・期待の全体像を解きほぐす」ことが、具体的な現場での仕事の推進方法だそうです(p17~18)。「背景・前提・期待」を表面的にわかったつもりで「模範回答」を出しているようではダメで、「解きほぐせ!」ということのようです(そのため、本の題名が「回答力」でなく「解答力」だそうです)。こちらの先生も

① 「期待値を読む」―徹底的に相手軸に立つ

② 「本質を彫り出す」―核心に迫る「答え」を示す

③ 「伝え方を考える」―納得して共感してもらえる伝え方(ロジックとパッションで人を動かす)

と3点を掲げられていました。今回お話しを聞かせて頂いた浅田先生の「情報を整理し・考えをまとめ・相手に伝える」≒「期待値を読む・本質を彫り出す・伝え方を考える」と問題意識が近いのかなと感じました。

 

4.クライアントは「見える化」できただけでも随分楽になる!

実際にこちらの本でも「相手軸」にちゃんと立ってあげれば、「相談」という形式をとっていても「アドバイスや答えや説教をしてほしくて、相談を求めているわけではない」(p72)こともあると記されていて、私もそういうこともママあることだと感じています。「自分の苦しみのありかがどこに潜んでいたのか『見える化』できただけでもクライアントはずいぶん楽になる」(p73)と記されています(こういうところが顧客満足度とも密接に関連するのでしょう)。今回の浅田先生のワークショップでご紹介頂いた「16分割メモ」の手法も大いに「アリ」だなと感じました。

『見える化』というのは今風で格好の良い言葉ですが、私どもの仕事の「根っこ」に関わる「泥臭い」ものであると私は思っています(まあ会計も本当は『見える化』の一つです。もっとも、『見えるか!!』と怒られそうですが(笑))。そういう意味でも後藤先生に浅田先生のワークショップをご案内頂いて、非常に参考になりました(来年の確定申告の相談会などで使えるまで、落とし込まなくては…)。

講師の浅田先生には、わざわざ横浜まで来ていただき、貴重なお話しを聞かせて頂きました。その後の懇親会にもご参加いただきまして、誠に有難うございました。先生のHP・ブログの方も下記に御案内させて頂きます。

飯田真之

【浅田すぐる先生HP】 http://www.reservestock.jp/1779

【浅田すぐる先生ブログ】 http://ameblo.jp/1sheet-genius/

 

 

 

 

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